礼    状



 新緑の頃、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて、2000年の有珠山噴火災害に際しましては、暖かいご支援、激励等を賜り

私ども虻田町民にとり大変な励みとなりました。

虻田町民一同、改めて厚く御礼申し上げます。

 おかげさまで、一部の復興関連事業を残しておりますが、本年

「有珠山噴火5年 復興感謝祭 in とうや湖」との記念事業を実地するまでに

至ったことを ご報告させていただきます。

 この事業は、【ありがとう!あぶたの大地より心を込めて】の副題のもと、

復興を全国に発信し、また町民も喜び祝い合う催しです。

新しい観光資源も生まれました。

 特に国道230号を寸断し、甚大な被害をもたらした西山火口群には火口山頂まで

散策できる木道の設備がなされております。

 また、金比羅火口周辺は砂防工事が完了し砂防地内に噴火被害を受けた

橋や建物が遺構物として残し、噴火災害を学習する場として、後世に残す取組みが

なされております。さらに、洞爺湖温泉街にあたっては魅力ある観光地づくりが

進められ足湯や手湯など湯けむりが漂う温泉郷として変貌を遂げようとしております。

 私どもの町は、隣接町村との合併協議が進み、来年3月27日には新生『洞爺湖町』として

スタートすることが決まっています。

 この機会に、生まれ変わった洞爺湖温泉街が多くの皆様に見学していただければ

幸いと考えております。

 是非、皆様のご来町を心よりお待ち申し上げております。
                         


                                      平成17年5月吉日

                                    北海道虻田町長  長崎良夫